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【現役イラストレーター30人に聞いた】未経験からイラストレーターになるためにすること&仕事の取り方

この記事では、

  • 未経験者がイラストレーターを目指すうえですべきこと、
  • 仕事をどのようにとっていけば良いのか

がわかります。

 

一口にイラストレーターと言ってもその仕事内容は様々ありますが、
総じて言えることは、相手(客)の欲しい絵を描くことです。

 

例えば雑誌やパンフレットの表紙、ゲームのキャラクター、
WEBサイトのトップ画像など、あらゆる「絵」にイラストレーターが関わっています。

その仕事は在宅でも行えることから
フリーランスで活動する人が多く、人気の高い職業です。

 

しかし、
いざ未経験から始めようと思ってもこのような問題に直面するでしょう。

  • 何から始めたらいいのかわからない
  • 今やっていることが正しいのか不安
  • 今後仕事につなげたいけどやり方がわからない

 

そのような状況になってしまい、
結局中途半端に終わってしまう人もいます。

 

今回の記事では、
現役30人のイラストレーターに聞いたアドバイスを大公開しています。

 

すでに現場を知っている方々から
「今何から始めて今後どうすれば良いのか」を知るチャンスです。

 

答えは一つではありません。
あなたの性格にピッタリだと思うやり方を参考にしてみてください。

 

 

未経験からイラストレーターになるためにすること

今回現役イラストレーター30人に対し
「未経験からイラストレーターになるためにすること」を聞いたら
下記グラフのような回答結果になりました。

 

 

 

47% とにかくたくさんイラストを描く

この段階ではとにかく描きまくることが有力です。

何かの練習に打ち込んだ経験のある方ならわかると思いますが
とにかく練習しないと上達しません。

バスケで例えれば、
シュートフォームをいくら勉強しても実際にシュートを打ち続けないと
身に沁みない=上達しないということですね。

 

現役の方からワンポイントアドバイス

ただひたすら描き続けるだけでなく、
毎回SNSやインターネットに載せて客観的視点での評価をもらいましょう。

否定されたり、褒められたりすることにも慣れておくべきです。

それに、あなたの絵を見て依頼したくなる人が現れるかもしれません。
リアクションは常にアクションの先にあります。

 

 

 

23% 勉強や情報収集をする

世の中に出ているイラストをとにかくよく見ることです。

電車の広告、チラシ、看板など、情報はあふれています。

そこには技術が盛り込まれており、
必要とされていた絵を納品したイラストレーターがいたはずです。

自分の描きたい絵と求められる絵が違うことは多々あるでしょう。

 

世の中が今求めている絵を知ることもまた勉強です。

 

 

例えばマタニティマーク。

引用元:厚生労働省

 

発注元からどんな要望があったのかを想像してください。

おそらく「暖かな感じ」というようなキーワードがあったはずです。

 

そういったことを考えながら、
イラストを眺めているとまた違った視点が生まれてくるものです。

 

現役の方からワンポイントアドバイス

まっすぐ絵の勉強に集中することも大切ですが、
浅くてもいいのでそこに付随する分野も勉強しておくと柔軟な対応ができます。

例えば、
ゲームキャラクターが描きたいならゲーム制作についても浅く勉強しておくと良いでしょう。

発注者の要望に適格に対応し、さらに提案まで可能になるかもしれません。
そうなれば相手は今後もあなたにお願いしたくなりますよね。

 

 

10% 模写(真似)をして技を学ぶ

イラストに限らず、人の真似をして学ぶというのは近道になります。

あなたが描きたい絵を参考にして模写してみましょう。

そこにはあらゆる技術が隠れているはず。

 

Adobeのillustratorを使用するならテクニックが
ネットにあふれるほど用意されています。

 

人の絵を真似して、
どうしても再現できないところは検索でやり方を見つける。

 

この繰り返しであなたは確実に成長していくはずです。

 

現役の方からワンポイントアドバイス

模写をしつつ、構図の本などを参考にし、
人体の構成を理解することで立体的なイラストを描くことができます。

ある程度模写に慣れてきたら自分風にアレンジしていくことで
イラストの制作力が上がるでしょう。

 

 

なんとなく自分にあったスタートのイメージができてきましたか?

スタートをきった後は仕事につなげたいですよね。

そのために何をすべきか見ていきましょう。

 

 

 

イラストレーターとして仕事を獲得するためにすべきこと

仕事を獲得するためにすべきこと。

これもまた現役イラストレーター30人の回答をまとめました。

下記グラフをご覧ください。

 

 

 

 

27% SNSで認知度を上げていく

単にSNSに投稿し続けても仕事には繋がりません。

見てくれた人たちとのコミュニケーションも大切にしていきましょう。

そうしていくうちに段々とファンが増えていき、
より多くの人に見てもらえることで仕事につながる可能性も増えていきます。

 

現役の方からワンポイントアドバイス

毎回SNSに投稿してリアクションに返信するのも大切ですが、
プレゼント企画などを行うのも注目を集めるきっかけとなります。

例えば、
「インスタのストーリーを共有してくれた方から抽選で3名様のアイコンを描かせていただきます!」など。

このようなやり方はとても効果的です。

 

 

23% イラスト関係の繋がりを広げて紹介してもらう

一見、同じイラストレーターの方と繋がりを増やしても、
あまり意味がないと思うかもしれませんが、イラストレーターどうしの繋がりは重要です。

「あの人ならこの案件向いてるかも」と声をかけてもらえるかもしれません。

初めて仕事をくれた相手が同じ職業をしている人なんてものはどこにでもある話です。

 

現役の方からワンポイントアドバイス

まずはイラストレーターとの繋がりを作るために、交流会などは積極的に参加しましょう。

それ以外に異業種交流会も有力候補ですし、

地域のイベントなんかも有力者が現場に出席してることが多いため見逃せません。

 

イベントに参加するときは名刺を忘れないようにしたいですね。



 

 

13% クラウドソーシングで仕事に応募する

一番早く仕事を獲得できる可能性が高いのがクラウドソーシングです。

クラウドソーシングを簡単に説明すると、
仕事をしてもらいたいユーザーと仕事を探しているユーザーをマッチングさせるサイト形態です。

 

例えばこのような案件をよく見かけます。

  • 新しく立ち上げる会社のロゴを作成
  • YouTube動画のサムネ画像を作成
  • オリジナルキャラクターのデザイン
  • SNS用のプロフィール画像作成

案件を見てるだけでわくわくしてきますよね。

 

このようなクラウドソーシングを行うサイトはいくつかあります。

まずは下記サイトに登録しておいて、
いけそうな案件があったらビビらず応募してみましょう。

 

CrowdWorks

Craudiaクラウディア

Bizseek

ココナラ

 

小さな仕事でも納品さえすればそれは立派な実績です。

 

実績をどんどん積み上げていき、信頼値を上げていくと良いですよ。

 

 

ポートフォリオの重要性について

ポートフォリオとは、あなたのこれまでの実績です。

 

あなたに仕事を依頼しようか悩んでいる人が、

「この人はこんな絵が得意なのか」

というのがすぐにわかるように準備しておく必要があります。

 

逆の立場になってみればその重要性がわかるでしょう。

仮に、あなたが会社のホームページに貼る絵を依頼しようとしていたとします。

 

ポートフォリオが2枚しか用意されていないけどずば抜けて上手いAさん

そこそこの絵が描けてポートフォリオが15枚あるBさん

 

上記の2人がいた場合、
どちらが今後のイメージをしやすいですか?

Bさんですよね。

 

発注する側にはお金がかかります。
お金がかかる以上「頼んだけど上手くいかなかった」は許されません。

そのため、
ポートフォリオが充実しているBさんが選ばれる可能性が高くなります。

 

絶対に間違えてはいけないポイントとして、
ポートフォリオの数が正義ではありません。

 

数にとらわれて質の低い作品をいくつ並べたところで集客は見込めないでしょう。

「数と質」このバランスも重要になってきます。

 

 

ポイント

ポートフォリオの中で一番見られやすい場所はどこかわかりますか?

そうです。
一番先頭です。

きっと今日からあなたは絵を描くための行動に移ると思いますが、
今日から積み上げてきた作品の中で1番自信のある作品を先頭に持ってきてください。

よく十八番などと言いますが、
発注者側はそんなに時間を使ってくれないので

1番先頭に自信作を置いて、まずは相手の意識を引くところから始めます。

 

意識を引いてしまえばあとはあなたのものです。

良いポートフォリオが出来上がることを願っています。

もし、この先すべきことに迷ったらまたこの記事を見に来てください。

30人の先輩たちのアドバイスがここにありますから。

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